キッチンが使いにくいと感じるとき、原因は設備の古さだけとは限りません。よく使うものの置き場所、調理中の動き、収納の中身。この3つを順番に見ていくと、どこを変えれば楽になるかが見えやすくなります。買い替えや工事を考える前の、下準備としてどうぞ。
よく使うものが、どこにあるか
フライパン、まな板、毎日の調味料。よく使うものほど、手を伸ばせば届く場所にあるかどうかで、使い心地は大きく変わります。奥にしまい込まれていると、使うたびの小さな手間が積み重なって、「なんとなく使いにくい」という感覚になります。
- 毎日使うものを、10個ほど書き出してみる
- それぞれ、いま何歩・何手で取り出せるかを見てみる
- 毎日は使わないものが、いちばん取り出しやすい場所を占めていないかを見る
調理中の動きが、どこでぶつかるか
シンク・コンロ・冷蔵庫のあいだの往復。家族が同時に立つ時間帯のすれ違い。使いにくさは、場所そのものより「動きが交差する瞬間」に起きていることが多いものです。
- 夕食の支度のあいだ、往復がいちばん多いのはどの区間か
- 誰かとすれ違うとき、どこで詰まりやすいか
- 床や作業台に、動きを妨げるものが置かれていないか
使っていないものが、どれくらいあるか
収納が足りないように見えて、実は「使っていないものが場所を使っている」ということもあります。増やす前に、いまの中身をひと通り見ておくと、判断の材料になります。
- この1年使っていないものが、引き出しの何割を占めているか
- 「とりあえず」で入れたものはどれか
- 空いた場所に、毎日使うものを移せないか
それでも使いにくさが残るとき
ここまで見ても残る使いにくさは、設備やレイアウトそのものに理由があるのかもしれません。その場合も、「どの場面で・誰が・何に困っているか」が言葉になっていると、お店や施工会社との相談は進めやすくなります。費用や工事の内容は条件によって変わるため、具体的なことは公式情報や専門の相談先で確認しながら進めてください。